外国人観光客が日本各地の観光地を回り、地域経済は潤いつつありますが、その反面で彼らによる迷惑行為が話題になることも珍しくありません。こういった迷惑行為が重なると、もてなす日本人側にフラストレーションが溜まり、それにより外国人観光客への対応が悪くなるという負の連鎖に落ち入ってしまいます。冷静にこちらが嫌な思いをせず、外国人の方々に日本観光を楽しんでもらうことが、今後のインバウンド産業を盛り上げるためには欠かせない課題です。

今回は、外国人観光客の迷惑行為の例とその対策対応方法について解説します。

迷惑行為の例

外国人観光客による迷惑行為の例には、どのようなものがあるのでしょうか。さまざまな種類の迷惑行為があるので、その例を見ていきましょう。

公共の場所での座り込み

最も目立つ迷惑行為の一つが、公共の場所での座り込みかもしれません。スマートフォンを操作していたり、歩き疲れて休むところを探したりしている外国人旅行者が、電車や公共施設の床などに座り込んでしまうのを見かけた方も多いのではないでしょうか。公共の場所に居る人だけでなく、近隣住民へのストレスも大きな問題です。

お花見の場所取り

日本の桜シーズンのお花見は、外国人旅行者にとって魅力的な観光行事。しかし、ここで問題になるのが、外国人旅行者による不当な場所取りです。言葉の伝わりづらい外国人旅行者が花見会場を占拠していると、なかなか苦情がいいづらいという現状もあります。

トイレットペーパーを持ち帰る

駅やホテルといった施設などで被害が多いのが、トイレットペーパーの持ち去りです。ちょっとした身の回りの掃除や鼻かみなどに使えるトイレットペーパーは便利ですが、日本に不慣れな外国人観光客はティッシュやトイレットペーパーを販売している場所をあまり知らなかったりします。その結果、トイレに常備されているトイレットペーパーを、誰も見ていない場所であることから、持ち去ってしまうケースが多いのです。

ホテルの備品を持ち帰る

深刻な問題なのがホテルの備品を持ち帰ってしまうこと。日本を訪れて、少し気に入ったアイテムや便利なモノがあると、故郷から遠い国のことだけに、ついつい持って帰ってしまうのだそうです。あまり罪の意識がなく持ち去ってしまうので、ホテル側としては頭の痛い問題として挙げられます。

無断キャンセル

外国人観光客による無断キャンセルも大きな問題です。彼らの中には実は悪気はなく、日本の複雑な交通機関が分からずに目的地に順調にたどり着けず、連絡手段もないまま結果的に無断キャンセルになってしまうケースもあります。しかしホテル側や旅館側にとっては、深刻な問題であることに変わりはありません。インバウンド宿泊ではこのようなリスクを減らすことが必須といえるでしょう。

迷惑行為を防ごう

ここまで例を挙げると、外国人観光客の迷惑行為が目立ちますが、今後も気持ち良く彼らを迎え、他の外国人観光客や日本人観光客、近隣住民へのストレスを和らげるためには、しっかりと対策を作ることが大切です。

多言語対策

迷惑行為をする外国人の方々の中には、それが日本人にとって迷惑になると考えていない方も多くいます。またホテルの無断キャンセルのように、悪気がなくとも日本に慣れていないために目的地にたどり着けなかったり、連絡手段が分からずにそのままにしたりしているケースも多くあります。そのようなケースには、日本側からの情報開示で軽減できるので検討してみてはいかがでしょうか。おすすめなのが、多言語表記タブレッド型通訳サービスの導入です。日本を旅行する外国人観光客の中には、日本語がマナーの理解の大きな障壁となっているケースがあるので、これらのツールでコミュニケーションを図ることが大切ですね。

日本のマナー周知

多言語表示やタブレッド型通訳サービスの導入により、言葉の壁を乗り越えた上で日本のマナーの周知を行いましょう。これによって、外国人旅行者に日本では迷惑行為になってしまう行為について知ってもらい、行動を改めてもらうことができます。

パンフレットの配布

情報周知に便利なのはパンフレットの配布です。簡単なイラストがあれば、彼らが日本におけるマナーについてしっかりと知りつつ行動をすることができるでしょう。

都度注意が望ましい

迷惑行為を防ぐために、最も大切なことは都度注意を続けていくことです。パンフレットやポスターなどではなかなか理解して行動に移してもらえなくても、直接的に注意すると表情や伝え方によっては、相互理解事故防止のための有効的な対策になります。

外国人観光客の迷惑行為を防ぎ、インバウンドを盛り上げるために

外国人観光客の迷惑な行動は、インバウンド産業のサービスの質を低下させかねません。こういったサービスの低下は外国人観光客の満足度を減らせてしまい、せっかく需要が拡大している日本への観光の雰囲気を冷ましてしまうでしょう。多言語表示やタブレッド型通訳サービスの導入、都度注意などにより外国人旅行者に何が日本では迷惑行為になるか、誰が困るのかをしっかり伝えていくことが重要といえるでしょう。