外国人観光客を地方に呼び込む3つのポイントを紹介!

外国人観光客を地方に呼び込む3つのポイントを紹介!

観光旅行の候補地として、世界から注目を浴びる日本。日本を訪れる外国人観光客数は毎年増加し、観光は日本の大きな基幹産業となってきました。

大きなビジネスチャンスが訪れる中、地方の各地域では、外国人旅行者の誘致が課題です。今回の記事では、外国人旅行者を地方に誘致するメリットや、効果的な取り組みなどについてご紹介します。

今後は地方観光が人気になる?

近年、日本は世界的な観光地として成長してきました。日本政府観光局の調査によると、訪日外国人旅行者の数が2017年度は2,869万人にのぼり、2018年には3,000万人を突破するといわれています。

観光客の需要は「爆買い」のような「モノ消費」から、「コト消費」へと変化してきています。宿泊や美味しい料理、温泉やスポーツなど、さまざまなサービスを受けたり、経験をしたりすることが求められるようになってきました。

さらに外国人客は、初回の訪日旅行で東京や京都などの代表的な観光地(ゴールデンルート)を巡り、二度目、三度目の旅行で地方観光を楽しむという傾向にあります。近年はリピーター数が増加傾向にあるため、今後は地方の観光ニーズが高まっていくでしょう。これらの背景から外国人旅行者の地方観光への注目が高まっており、地方観光の強化が重要になると考えられます。

外国人旅行者を受け入れるメリット

外国人旅行者を受け入るメリットとしては、「国内旅行者の需要低下の対策」「稼働・経営の安定化」「地方波及効果への期待」の3つが挙がります。

国内旅行者の需要低下の対策として

少子高齢化が進む日本では、国内で旅行の需要が減少しています。国内の旅館やホテルでは、観光客に対して部屋が余るケースも増えており、「顧客の獲得」は大きな課題といえるでしょう。減少する国内の需要に対し、急成長する外国人客層をターゲットにすることは、顧客獲得に効果的とされています。

稼働・経営の安定化

国内の旅行市場は、「休日は需要過多、平日は供給過多」になりやすいのが特徴です。消費や従業員の雇用が安定せず、人手不足の原因になるため、対策が必要といえます。外国人旅行者の平均滞在日数は「7日~13日」。供給過多になりがちな平日に観光地を訪れる可能性が高く、うまく誘致することで、経営の安定化に貢献すると考えられます。

経済波及効果

観光産業は、経済波及効果を生み出しやすいといわれています。2015年の外国人観光客の旅行消費額が25.5兆円であるのに対し、生産波及効果は52,1兆円、付加価値誘発効果は25.8兆円、雇用誘発効果は440万人。外国人客を誘致することで、小売業、農業、漁業など、地方経済全体の活性化が期待できます。

参考:『国土交通省観光庁 統計情報・白書』

地方できるインバウンド誘致

ここからは、誘致を成功させるための3つのポイントについて見ていきましょう。

観光地としての認知度を上げる

外国人観光客は、そもそも地方の観光地について知らないケースが多くなっています。そのため、まずは積極的に情報発信をして、観光地や施設について「知ってもらう」ことが重要です。

認知拡大には「旅行博」への出店がオススメ。旅行博とは、さまざまな国の旅行・観光業関係者、リゾートホテルチェーンがブースを出展する展覧会のことです。旅行代理店、メディア、インフルエンサー、海外旅行検討者が集まるため、ここで地域や店舗などをアピールするといいでしょう。

インフルエンサーの誘致

多くの人々がネットで情報を得る現代では、インフルエンサーの協力を得ることは非常に重要といえるでしょう。インフルエンサーは、InstagramやFacebookなどのSNSを通して、口コミや写真、動画などを全世界に発信します。さらに情報が拡散されることで、地方の認知度を上げるとともに、「ここに行ってみたい!」というニーズを生み出します。

観光地・地域の多言語化

日本旅行に対し、外国人客が抱いている大きな不安は、「言語」や「コミュニケーション」についてです。日本国内では、複数言語に対応している案内所やホームページは少ないのが現状です。「日本旅行に興味を持っていても、言語面への不安が壁となり訪日には至らない」という方もおり、地方の施設や観光地にも多言語化が求められます。

現在では多言語通訳が可能な「タブレット型通訳サービス」や、「電話通訳」などを導入する施設も増えており、地域や施設の状況に合った施策を考えることが重要です。

外国人客の誘致は地域活性化のカギになる

自然や歴史、料理など、日本独自の風景や文化は海外でも注目され、日本への観光ニーズはますます高まっています。国内で少子高齢化が進む中、外国人旅行者の誘致は地域活性化のカギです。うまく誘致することで地域経済を潤し、地方の活性化が見込めるでしょう。

外国人客の日本への期待が高まる現在は、まさに新たな施策を行うチャンスです。今回ご紹介した方法を参考に、外国人客の誘致についてもう一度考えてみてはいかがでしょうか。