訪日外国人観光客のリピーターは6割超!?特徴とできること

訪日外国人観光客のリピーターは6割超!?特徴とできること

日本を訪れる外国人旅行客は増加傾向にあり、彼らの動向を注視することは、今後のインバウンド消費を考える上で重要になってきました。その中で、訪日外国人観光客のリピーター率は、6割を越えることが分かっています。

今回は、リピーター観光客の特徴と更にリピーター客を増やし消費を拡大するための課題について解説します。

訪日外国人観光客の6割がリピーター

観光庁の調査によると、日本に訪れる外国人の6割以上が、日本を2回以上訪問したことがあるリピーターです。インバウンド産業を盛り上げていく上で、リピーター客は欠かせない存在といえるでしょう。

なぜリピーターが多いのか

観光庁が日本を訪れた外国人観光客に行った調査によると、回答した外国人観光客の38.6%が日本に初めて訪れたと回答しています。つまり日本訪問が2回目以上の人は6割を越えているのです。

リピーター率が多い理由として、日本観光の高い満足度が挙げられます。同じく観光庁の調査によると、訪日旅行に9割を超える方が満足しており、半数以上が大変満足と回答。再訪希望についても9割以上がまた来たい、58.6%が必ず来たいと回答しており、高い満足度がリピーターの増加につながっているといえそうです。

参考:平成29年訪日外国人消費動向調査

リピーターが多い国とは

回答者のうちスペインやイタリアからの観光客は、初めて日本を訪れる方々が7割近くに達するのに比べ、韓国、中国、台湾などのアジア系では、リピーターが多くなっています。特に台湾と香港は、リピーターが8割を越えており、高い確率で再訪しているのです。日本から比較的近いので、時間的・金銭的負担がかかりにくいことが、リピーター率が高い理由として挙げられるでしょう。

リピーター客の特徴

リピーター客の特徴を知り、それに合わせた対策を行うことは、今後の観光産業を考える上で重要な項目です。インバウンド産業に重要な、リピーター客の特徴や消費動向についてみていきましょう。

消費量が増える

リピーターの最大の特徴として訪日の回数が増えるほど、旅行支出額が増えていくことが挙げられます。観光庁の調査によると、旅行消費額の単価は3回目が115,017円なのに対して、20回以上訪問した旅行客は、126,202円まで消費額が増加しています。インバウンド消費を増やすためには、リピーターを増やすことが重要といえるでしょう。

参考:訪日外国人消費動向調査

地方都市にも訪れている

リピーターの特徴として挙げられるのが東京・大阪・京都などといった中心都市だけでなく、長野や沖縄などの地方訪問率が増加していることです。訪日回数が増えるにつれて、主な観光地での滞在を経験し尽くしてしまい、新たな観光スポットを求めて地方に訪れることが増えるのでしょう。日本に興味を持ってもらうと、今まで目に入らなかった地域を訪問してみようと考えることが、背景にありそうです。

コト消費が多くなる

リピーターは単に物を買うモノ消費だけでなく、テーマパークや温泉などのコト消費を楽しむケースが増えています。これは、複数回の滞在によって日本に関する情報量が増えていくため、より体験型の消費に興味を持つようになることが理由として考えられます。滞在回数が増えると、日本の面白そうな文化や観光スポットが目に入るようになるため、購入よりも体験に関心が移っていくのでしょう。

リピーター客を増やすためにできること

消費拡大に重要なリピーター客を増やすには、どうすれば良いのでしょうか。リピーター客を増やすためにできることについて、ご紹介します。

地方都市の受け入れ体制

リピーター客は東京や大阪などの大都市だけでなく、より日本らしさを感じられる地方都市にも、関心を持っています。そのため地方都市は、観光情報発信や外国人客に人気がある観光地の整備など、地方都市も外国人客の受け入れ体制を強化することが必要でしょう。

多言語化

外国人観光客が日本を訪問する上で、最も高いハードルは言葉が通じないことです。日本は海外のように英語を使って書かれた表示や看板が少ないので、目的地にたどり着くまで一苦労するケースも多くなっています。また、公用語が日本語しかないので、ほとんどの外国人客がコミュニケーションで苦労することになるでしょう。

彼らに日本をより楽しんでもらい、好きになってもらうためには、看板や表示などを多言語で表記したり、タブレッド型通訳サービスなどを導入したりすることで、円滑なコミュニケーションを図ることが必要です。

宿泊施設の充実

外国人観光客の多い東京や大阪などに比べて、地方都市は外国人観光客の対応に慣れていない施設も多いのではないでしょうか。まずは従業員が簡単な英語の挨拶を覚えたり、館内の使い方について到着時に説明をしたりするなど、お互いに快適に過ごすための工夫が必要です。

コト消費の充実

リピーター客は日本文化に興味を持っている可能性が高く、コト消費に関心を向ける外国人観光客が多くなっています。コト消費による体験・感動に価値を置くことで、今後の消費額増加に期待できるでしょう。しかし、外国人は温泉の入り方やルールなど、コト消費の体験のやり方がわからない場合が多くあるため、イラストや写真などでコト消費をする上でのサポートが重要です。

リピーターの外国人観光客を増やすために

インバウンド消費を高めるためには、外国人観光客に日本を好きになってもらい、リピーターを増やすことが大切です。多言語対策や宿泊施設での外国人対応を強化したり、コト消費を充実させたりすることで、リピーター客の増加やインバウンド市場の活性化が見込めるでしょう。

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