通訳の費用とは?導入するための必要な要素を見極める

通訳サービスの費用

会社に通訳システムを導入しようと思い立っても、どのくらい費用がかかるかわからなければ安易に契約することはできません。
通訳を導入するためにかかる費用は方法によって上下します。
会社に一番得になる通訳の導入方法を決められるように、費用が何で変わるのか、どんな通訳サービスを選べばお得なのかを見ていきましょう。

通訳の費用は何によって変わるのか

通訳を利用する場合の費用は、一律で価格が設定されているわけではありません。

一般的にはまず、依頼する通訳者のスキルや職歴といったクラスで契約料金が設定されています。この料金は半日・1日・○時間といったように時間別に設定されていることが多くあります。

そして通訳を利用する場所への距離や、移動時間によっては拘束補償費や移動費用などが発生します。依頼された場所まで通訳者が出向く場合の交通費も費用の一部として請求されます。

料金が変わる軸として通訳者が行う通訳の方法もあります。同時通訳のような難易度の高い通訳方法ならばその分だけ通訳料金は高くなり、簡単な日常会話や基礎的な通訳方法を利用する場合には料金が安くなる仕組みです。

つまり、
・通訳経験が3年程度の通訳者が往復2,000円かかる場所で半日の逐次通訳を行う場合
・通訳経験が10年以上の通訳者が往復50,000円かかる場所で1日の同時通訳を行う場合
は、後者の方が圧倒的に通訳にかかる費用は高くなります。

通訳の形式

通訳の費用を左右するポイントの中に「通訳方法」というものを挙げましたが、どんな通訳方法があり費用が変わってくるのかを解説します。

まず、実際に通訳者が会場や会社に訪れて通訳を行う方法は、大きく分けて「同時通訳」「逐次通訳」「ウィスパリング通訳」という3種類に分離できます。
同時通訳とは、よくテレビ放送などで見かける形式。話し手が話しているペーストほぼ同時に通訳を行う方法です。
一方、逐次通訳とは、話し手が訳しやすいところで文章を区切るので、その区切った場所ごとに通訳を行っていくタイプとなります。
ウィスパリング通訳は方法としては同時通訳と同じく、話し手と同じペースで訳をしていく形式ですが、1人の対象者に対して1人の通訳者が付き、耳元で囁くように通訳をしていく形式となります。

この中で難易度の高い通訳は「同時通訳」や「ウィスパリング通訳」です。これらは、話し手の会話を聞きながら即座に訳した文章を構築し、話に遅れないよう注意し、訳を伝えていかなければならないためです。
そのため、通訳者には高いスキルと適応能力が求められ、精神的な負担も重いものとなります。その分、求められる費用も高額になるというわけです。

「逐次通訳」は通訳する文章を区切って聞き取れるため、基礎的な通訳とも呼ばれ比較的経験の浅い通訳者でも行える通訳といわれています。通訳する時間はかかりますが、比較的安価な価格設定をされることが多いので、導入しやすいという一面もあります。

このように通訳の費用は、通訳方法の難易度でも設定額が変わってきます。

通訳者のクラス(レベル)

通訳者のクラスとは、その通訳者の職歴やスキルによって決まります。明確な規定があるわけではなく、通訳会社によって独自のクラス・グレードといったものを設定していることが多いようです。

費用だけではなく、できる通訳方法や通訳する内容の種類などもクラスによって変わります。まだ経験の浅いクラスの通訳者は、同時通訳・ウィスパリング通訳ができなかったり、通訳の内容も一般会話の範囲で受け付けていることが多いようです。
その後、経験を積みスキルアップしていくにつれて、安定した逐次通訳や、スムーズな同時通訳も可能となっていきます。

派遣地域によっても異なる

通訳は、自社の地方支社に派遣で依頼することも可能です。国外・海外の対応地域は通訳会社によって異なります。

ただし、特定の地域に通訳を派遣する場合には、基本的な通訳料金や移動費・交通費だけではなく、通訳をしていない時間を拘束することへの補償費を加算しなければならないこともあり、その分費用も多くなっていきます。
数日など日をまたぐ依頼の場合には、拘束補償費も高額になる場合があるので注意しましょう。

さらに、通訳者が地域で生活をしている間の宿泊費や食費なども会社の負担となるので、地方に通訳者を派遣するには、通常の通訳導入よりも割高になると覚えておきましょう。

地方でも手軽に通訳を使う方法

費用がかかればそれだけ通訳導入が難しくなってしまうかもしれません。しかし、都市部の支店や店舗にだけ通訳スタッフを置いて、地方には派遣しないなどの制約が入ってしまうと、ビジネスがスムーズに進まなくなり機会損失になりかねません。

地方でも利用できる通訳サービス

地方支店・店舗に常駐の通訳スタッフや派遣通訳者を用意できない場合は、タブレットを利用した遠隔通信で行うライブ通訳の導入などを検討してみてはいかがでしょうか。

ライブ通訳はネット環境を利用して遠くにいる通訳オペレーターと連絡を取り、テレビ電話式で通訳をしてもらうシステムです。その場に通訳スタッフがいなくても外国人との会話を進められます。

タブレット型のライブ通訳サービスの料金相場は、分単位で設定されている場合と、月額定額制で設定されている会社に分かれています。

まず、分単位の場合、基本料金は月額3,000円~6,000円程度が相場で、料金に対して定められた無料通話分を超過した場合は1分単位で料金が加算されるシステムです。

次に、月額定額制の場合は15,000円~30,000円程度月々支払うことで、対応した時間帯なら自由に通訳サービスを受けられます。

使う頻度や月の合計時間によってお得な方を選びましょう。