近年、日本を訪れる外国人客数が増加し、ビジネスシーンでも英語が話せて当たり前の時代になってきました。このような現状から、企業や店舗に勤める方にとって、語学の習得は大切といえるでしょう。しかし商談や海外営業でも問題なく会話できるレベルの語学力を身につけるには、多くの費用や時間がかかります。

そこで注目が集まるのが、「通訳士」という翻訳のプロです。今回の記事では、通訳士を雇うシーンや、実際に雇った際のメリット・費用感などをについてご紹介していきます。

通訳士が必要になるシーン

通訳士の雇用は敷居が高いと感じる方も多いかもしれません。ですが、通訳士はさまざまな場面で活躍します。実際に通訳士の雇用が役立つシーンについて、いくつか例を挙げてみましょう。

海外、または国内での展示会

海外で自社製品の展示会や商談会を行う場合、さまざまな言語での問い合わせに対応するため、高い語学力が必要です。これらの場で使われる外国語は「ビジネス用語」であり、日常では使われない難しい言葉が含まれるケースも多くなります。コミュニケーションのスピードも重視されるため、チャンスを掴むにはプロの通訳士を雇うのが効果的といえるでしょう。

優秀な通訳士になると、現場での通訳・翻訳業務にとどまらず、製品のプロモーションやアテンド営業に対応できる場合もあり、大きな戦力になります。

海外出張

海外出張では空港でのパスポート確認や移動、ホテルの予約など、多言語での会話が必要な場面が多くなります。海外に慣れていない方にとっては、対応が困難なこともあるでしょう。それらの対応を通訳士に任せることで、難しい対応やトラブルを避け、より自分の業務に集中できます。

商談・会議

一般的に、海外の方に比べ、日本人は意見をはっきり言わない傾向があるとされています。自社のプレゼンテーションはもちろんのこと、海外のお客様にはとくに自分の意見をしっかりと伝えるのが大切です。言葉の壁があると余計に意見を伝えるのが難しくなりやすいため、通訳士の力を借り、正しいニュアンスで意見を伝えましょう。

外国人への問い合わせ対応

自社ホームページの外国語ページを作成し、海外からの問い合わせにも対応することで、ターゲット層が広がります。最近では人工知能による自動翻訳も進化してきましたが、ネット上の翻訳機能は、今のところ複雑な表現の翻訳に対応しきれていません。

通訳士のようなネイティブスピーカーに確認してもらい、自然な文章を作ることで、企業としての信頼が得やすくなるでしょう。

通訳士を雇用するメリット

通訳以外にもさまざまなシーンで活躍する通訳士。ここでは、通訳士を雇うメリットについて解説していきます。

訳すスピードが早い

通訳を雇用する大きなメリットは、訳すスピードが早いこと。日本語でも会話のリズムやテンポが大切になるように、相手の言葉を一つ一つ確認して返事をするようでは、生き生きとした会話はできません。とくにビジネスシーンであれば、スムーズな会話をできるかどうかが利益を大きく左右するでしょう。

顧客の信頼を得られる

海外旅行時、レストランやトイレの中で、不自然な日本語の張り紙を見たことはありませんか?それらはおそらく、インターネットの機械翻訳を使用したものです。翻訳に問題があると、企業そのもののマイナスイメージにつながる場合もあります。お客様の目に触れる文章は、通訳士の助言をもらい、正しく自然になるよう整えることが大切です。

ネイティブスピーカーしか使わない表現

ひとつの文章や同じ物事を伝えるにも、言語が異なるとさまざまな表現方法があります。通訳士が義務教育で習うような教科書通りの表現ではなく、ネイティブスピーカーが使う表現も交えて訳すことで、相手からの信頼感を得られるでしょう。

言葉以外でのサポート

通訳士の方は仕事柄、海外の地理や文化、穴場スポットなどに詳しい場合があります。海外でのルールやマナーなどについても情報を共有してもらうことで、滞在期間がより有意義になるでしょう。

雇用時の費用

通訳派遣会社では、通訳士の能力によってクラス分けしているケースが多くなっています。クラス分けの方法は会社によって異なりますが、基本的には、スキルが高い通訳士ほど依頼料金は高くなります。

ベテラン通訳士の雇用は1日につき9万~13万円程度、対応言語や経験が少ない通訳士の雇用は1日につき3.5万~5万円程度医療関連IT関連などの専門性が高い通訳には、通訳以外の知識も必要になるため、ベテラン通訳士が対応するケースがほとんどです。

通訳士を雇用してビジネスを成功させる

通訳士の雇用費用は高いというイメージをもつ方も多いですが、企業に費用以上のメリットをもたらすのがプロの通訳士です。重要なビジネスシーンでは、予算よりも得られる結果を重視し、通訳士の雇用を検討してみてはいかがでしょうか。